#19「泣く泣く妊娠継続をあきらめました」

みなさんこんにちは。

木のおもちゃ作家 あるみです。

ちょっとね、、、大変ごぶさたしております、、

という感じで、しばらく更新が出来ていなかったんですけども、

またこれからね、ぼちぼちといろんな話を再開させていただこうと思ってますので

よろしくお願いします。

えーとですね、今日はおたよりを頂きましたので

ご紹介させていただきたいと思います。

ちょっと読ませていただきますね。

初めまして。

お礼をお伝えしたくてメッセージを送らせていただきました。

先週、不妊治療でやっと授かった双子がお空に帰って行きました。

21週でした。原因は一卵性の双子特有の病気に加え、

早産傾向もあり、手術の対象にならず、

泣く泣く妊娠継続をあきらめ、中絶の処置にいたりました。

突然病気が発覚、緊急入院、出産、火葬、

とバタバタな2週間過ごしておりました。

我が子達とはずっとお家で暮らしたくて、

可愛い骨壷を用意し、

心の拠り所になるようなスペースにするには

どうしたらいいか検索していたところ、

多胡さんのホームページにたどり着きました。

ブログを全て読ませて頂きました。

とても心に響きました。

自分で思っていたことが間違っていなかったと感じたり、

多胡さんに気付かせて頂いたことがたくさんあり、

ノートにたくさんの気づきをメモさせていただきました。

今はまだ悲しみをどっぷり感じる時期なので
前を向くにはもう少し時間が必要だと思っていますが

その時が来たらきっと前を向けると思っています。

本当にありがとうございます。

これからも更新を楽しみにしていますね。

というお便りをいただきまして、

嬉しいですね。ありがとうございます。

この方ね、素晴らしいなぁと思って。

突然病気が発覚して、緊急入院して、出産して

っていう流れは、

私もまさにそうだったのでよくわかります。

本当にお別れするために産むっていう、、ね。

うちの子は特に、お腹の中では生きられるけど、

外では生きられないだろうって言われていたので

もう産むっていうことは、お別れだったんで、、、

本当に、、、分かります。

この方ね、何がすごいって

現実を受け入れてるっていうか、

受け入れようとしているっていうところなんですね。

これ現実を受け入れてなかったら、

「どうしたらいいですか」とか

「どうしていいかわかりません」とか

そういう風になっちゃうんですけど、

もうちゃんと前を向いて生きたいって。

こういう風にしてあげたいっていう行動を起こして、

考えてやってるということは、

現実を受け入れようとしているということだなぁと思って。

まずね、これをしないと前には進んでいけないんですよね。

すごく酷な言い方だけど、

地に足をつけて、

もういない

っていうことをちゃんと自分で分かるっていうか、

感じるのかな、現実として受け止めるっていうことなんですよね。

もうないっていうこと。

それがちゃんとできたら、

じゃあその子達と一緒に、

自分がどう生きていくか

っていうことを絶対考えるようになるから、

私はそれが供養だと思ってて。

前にもこの話をしたことがあると思うんですけど。

何か出来る事ってそれだけだな。

その子たちを抱えて自分がどう生きるかっていうことが

問われているって言うかね。

それがあなたの人生で、

それがその子達に対する供養で、

あなたの生き方として表れてくる。

それで、自分がその子達の元に行った時に、

お母さんはこういう風に生きてきたよ

って言うお話をする。

ってなんかそれが供養かなと思って。

それには現実を受け入れないと

絶対そういうふうにできないから。

時間はかかると思うんですけど

今悲しいのとごちゃごちゃでいいんですよ。

今なんてまだ。

でも受け入れつつね、

どうしていくかって前を向いて。

うん。すばらしいと思います。

またね、次の段階でしんどくなったりすることもあると思うので、

その時またおたよりただけたらなって思います。

はい。じゃあ今日は嬉しいおたよりをいただいたので

一人じゃないよっていうことをお伝えしたくて

ご紹介させていただきました。

ではまた次回お耳にかかりましょう。さようなら!

「たましいのおうち」について

木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

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