いのちの事を


考える絵本

ストーリーをつくり、木工作品をつくり、それを撮影する、という、

気の遠くなるような手間のかかった写真絵本です。
20年近くに渡り、オリジナルの木のおもちゃを制作してきた、木工作家 多胡歩未 が、

自分と家族に起こったできごとを、森の精たちのものがたりとして表現しました。

いのちとは?生きるとは?主人公と家族と仲間たちが、森の循環から学ぶ、いのちの本質。

たましいのおうちの物語。

STORY

おかあちゃん、おとうちゃん、ふたばは、森の中に暮らすブナの家族。ある日、その家族に新しいいのちが誕生し、ブナの家族は大きな喜びに包まれます。
ところが、その後に訪れた突然のできごとは、森のみんなを巻き込んで、予期せぬ方向に発展します。
激しい嵐のあとに、おかあちゃんとブナの家族が気づいたこととは・・・?

あとがき

木工作家の多胡歩未です。
たましいのおうちの物語をご覧になってくださりありがとうございます。
絵本でお読み下さった方もありがとうございます。
この物語は、私の経験を元に作りました。
この物語に出てくるおかあちゃんは、私自身です。
ダンナさんと娘の3人家族です。

息子を亡くしてから、10年経ちました。
あの当時の私は、世の中の何もかもがイヤでしたし
あらゆるモノゴトに腹を立てていました。

「お祝なんてしたくない!」って実際言いました。

「赤ちゃんなんてみたくない!」って
いつも思っていました。

私は、悲しくて辛いんだという事を
分かってほしい。
でも同情なんてしてほしくない!
自分ではもう、どうにもできなくて
廃人のようでした。

そんなある日、ふと疑問が湧きました。
息子はなぜ生まれてきたのだろう・・・?
そんな少ない時間だけを持って・・・?
・・・・・・。
今、私は、息子がいなくて悲しんでいる。
それは息子の立場からしたら、
自分がおかあちゃんを悲しませた。
という意味になる。

ということは、息子は
おかあちゃんを悲しませるために生まれてきたことになる・・・。

そ、、そんな・・・・・!!!
私が、メソメソしてプンプンしているのは、
息子のせいだって言っているようなものだ!
私は、なんという事をしているんだぁ~!

これに気づいた時、息子のいのちを
ムダにしてはいけないと強く思いました。

この経験を糧として、私がどう生きるのか。
あなたとの経験があるから、
今こんな人生を送れているよという姿を見せることが息子のいのちに対する答えだと思ったのです。

10年経った今、
あの頃の感情はもう完全に昇華されていて、
今はむしろ、私の人生を
豊かにしてくれたという、
感謝の気持ちです。

息子は、自分の人生をかけて
それを教えに来てくれた。

私の所に生まれてきてくれて
本当にありがとうって心から思います。
お空の上で喜んでくれていると思います。

Character

ブナの家族

おかあちゃん

森のいのちの循環を大切にしながら暮らしている。ある出来事からいのちの本来の意味を考えはじめる。

ふたば

好奇心旺盛で前向き。なにごとも一生懸命。ふたばの決心がおかあちゃんにきっかけを与える。

おとうちゃん

おかあちゃんとふたばちゃんを支えながら、できることはないかとずっと考えている。おかあちゃんの一言で名案を思いつく。

めぶき

めぶき

家族のために、遠くから色んな方法で大切なことを伝えている。

とこしえの木

物語の中に登場する『とこしえの木』はいのちの象徴として描かれています。森の仲間達が大切にし、よりどころとしている存在をある日突然失います。長老の言葉の通り「姿を変えて生き続ける」のは、目に見えるモノゴトだけでなく、土となることも、人生の糧となることも含まれるのではないでしょうか。

ヤモリ

ちらちらと登場するヤモリに気づかれた方もいるかもしれません。最初は遠目に様子をうかがっているのですが、ふたばちゃんやおかあちゃんの内面の動きと共に距離が縮まっていきます。ずっと見てるよ。そばにいるんだよ。ということをいろんな方法で伝えようとしてくれている、めぶきくんからのサインとして描いています。これは実際に、今でもわが家に起こるサインです。心が整ってくると、その他にもあらゆる方法でサインが送られてきていると感じます。

Grief care

絵本活用施設

グリーフケアに

使用していただいている施設一覧

京都山城総合医療センター京都府木津川市木津駅前一丁目27番地
中野 こども 医院京都市中京区西ノ京冷泉町1番 イオンスタイル西ノ京小町
近畿大学奈良病院奈良県生駒市乙田町1248-1
大阪赤十字病院大阪市天王寺区筆ケ崎町5-30
高畑産婦人科大阪府大阪市東住吉区駒川1丁目7-3
高槻病院大阪府高槻市古曽部町1丁目3番13号
清水産婦人科滋賀県草津市野村3丁目18-5

Blog

私の体験談

『たましいのおうちの物語』の元となったリアルな私の体験は、ブログで公開しています。現実での出来事から、私自身がどう変化していったのか。数年間の記録として綴っています。

Comment

感想

動画観ました。助産師です。お子さんを亡くされた方とたくさん出逢います。いつも、無力感でいっぱいになります。こちらの絵本は、赤ちゃんを亡くされたママさんの気持ち、綺麗事ではなくありのままに描かれていて、何かホッとしました。(東京都T.K様)

6年前に死産で娘を亡くしました。グリーフケアを学ぶ中で絵本の力を知りました。絵本仲間からこちらの「たましいのおうちの物語」を教えてもらいました。素敵な作品をありがとうございます。私もこれから紹介してゆきたいと思っています。(神奈川県N.F様)

悲しみの葛藤や過程を物語にして届けてもらえたことで、感じたり考えたりも自然にできた気がしました。
大切な存在や時間が「確かにいた・あった」という思いは、誰もが人生のどこかで切実に抱くものでしょうから、物語の芯はさまざまな人に響くように思います。そして、わたしのこころの森にも、少しめぐりがもたらされました!(大阪府K.N様)

書いてくれてありがとう。これを読んで救われる人はたくさんいると思う。心配だった友人にこの本を渡したい(京都府S.K様)

看護師です。今、小児科、産婦人科病棟で赤ちゃんの命についてとかお母さん、お父さんのケアとか気になったり悩んでいて、、、素敵な言葉に胸が熱くなって伝わるものがたくさんあると思いました。(京都府Y.N様)

おかあちゃんの気持ち…ふたばちゃんのすごさ…おとうちゃんの存在…
そして、私としては、周りのみんなの様子が丁寧に描かれているところがすごくぐっときました。
それから、何も言わないけれどずっと一緒にいてくれるヤモリくんにもぐっときました。
グリーフの教科書にしたいと思うくらいです。
とても心を込めて作られた作品だと思います。私の感想がそのお気持ちを害さないものだといいなと思います。(京都府K.K様)

まさにクヌギの奥さんの気持ち。書いてくれたおかげであるみちゃんとこの話題を口にできるようになった。ありがとう。(京都府N.S様)

「いのちの循環」がやさしい物語で描かれています。視えないものと繋がり私はどんな風に生きたいのか、考えさせられる作品です。作品というカタチにしてくれて有難う御座います。(東京都K.S様)

あるみさんと出会った頃はただ息をするのも苦しくて、こんなに辛くて悲しいと泣いて暮らす日々だったなと思い返しました。

今もただ会いたくて、一回でいいからあの頃に戻りたくてどうしようもない気持ちになる時もありますが、たましいのおうちのおかげもあって、毎日話しかけて、常に見守ってくれている気がして、”いつも一緒にいる”感覚が染み付いてきています。(奈良県C.S様)

生まれてすぐに亡くしたとしても、一緒に過ごす時間があったのちに亡くしたとしても、病気や障害を抱えた子とずっと生きていくとしても、その命の意味、そうやって生かされてく自分の命の意味を考える事ができれば、人生はもっともっと豊かになる。どの命も親を苦しめるために生まれてきたんじゃない。

そんな事を感じる事ができる絵本ではないかな。だから子ども亡くした人だけではなく、みんなに知ってもらいたい本です!(愛知県S.Y様)

助産師、母性看護専門看護師として働いております。悲しみの中におられるお母さんやそのご家族との関わりは重要な関わりですが、どのようなケアがいいのか…と迷い考えること多いです。そして、お母さん達は「同じ経験をされた方は…」とお聞きすることが多いです。
多胡さんのたましいのおうちの物語の「いのちの循環…いのちが続いていく」というところ、うまく表現できず申し訳ないのですが、とてもあたたかい気持ちになりました。(滋賀県M.O様)

いろんな事がフラッシュバックして涙があふれて止まりませんでした。思い出させてくれてありがとう。心温まるステキなお話をありがとう。(京都府S.T様)

読ませて頂きました。
長男が亡くなりまだ2年しか経っていないので、10年先、長男の存在がどう変化しているのか想像つきません。。
でも、あゆみさんと同じく、ふと思っていました。
何のために、家族として生まれてきてくれたのだろうって。
きっと、何も無く次男が生まれていたら、きっとみんな壊れていただろうなと、今となっては思います。
長男は、それを身をもって伝えてくれたのかなって。
色々大変でしたが、今は少しは恩返しが出来たかな…と思っています。
あゆみさんの行動力には感服しつつ、でも同じ思いで嬉しく思いました。
これからも陰ながら見守りつつ、応援しています!
頑張ってください!
絵本が、沢山の方、ぽっかりさんの心に届きますように。。。(東京都K.M様)

はじめまして。木工をやってみたくなり検索していたら、たまたま目にとまった絵本の表紙。たましいという文字にも惹かれ。木工と絵本の組み合わせの発想にも惹かれ。動画みました。素敵でした。何がどうという感想を言葉にするのが陳腐になりそうで、ただ感動しました、とお伝えしたく。ギフトと思えるようになるまで、さぞかし苦悩が続いたのだろうと切なくなりました。私自身は身内の喪失経験はないので同じようにはわかってないと思いますが。本当に人生って体験すればするほど本当は豊かなんだって思えます。急にメッセージ送ってすみません。感動を伝えたくなり。。ありがとうございました。(新潟県H.I様)

じっくりと時間をかけて紡いだ「物語」。そこに込められたさまざまな想いが伝わってきました。(山形県S.I様)

木でこんな表現ができることに驚いた!とくに嵐と長老のシーンはスゴイと思う。
とこしえの木が、たましいのおうちになるところ、いのちが続いていくというメタファーが効いていて良かった。(京都府T.U様)

Book

絵本について

たましいのおうちの物語 多胡歩未

絵本「たましいのおうちの物語」販売中。
絵本として何度も読んでみたい方に。
この物語を伝えたい人が思い浮かんだ方に。
あなたの気持ちをそっと伝えたい人がいる方に。
大切な人を亡くしたぽっかりさんへ届きますように。

たましいのおうちの物語 多胡歩未

絵本「たましいのおうちの物語」販売中。
絵本として何度も読んでみたい方に。
この物語を伝えたい人が思い浮かんだ方に。
あなたの気持ちをそっと伝えたい人がいる方に。
大切な人を亡くしたぽっかりさんへ届きますように。