#17 娘が亡くなったのは仕方のない事だったんだと思えません。

#17

みなさんこんにちは。

木のおもちゃ作家 あるみです。

今日は秘密の仕事場、

森の入り口に来ています。

冬空の北風の吹く感じなんですけども

今日はここから、第17回お送りします。

今日も話をしよう!

今日はですね。

以前にクライアントさんがくれたメッセージの中から

これは、みなさん思うだろうな・・

と思うことがあったのでちょっとシェアしたいと思います。

じゃあメッセージを読ませて頂きますね。

一歳の娘さんを亡くされて、

原因はないっていう、

医学的に死因を確定できないっていう話で

誰も悪くないですってお医者さんにお話しされました。

っていうことで、

それを受けてのメッセージだったんですけども、読みますね。

「それを聞いてもう自分を責める必要はないし

これが娘の天命だったのかなと思う反面、

大切な娘が死んでしまったことは

仕方がないことだったんだと納得できるわけもなく

気持ちがすごくモヤモヤしています。

こんな気持ちをどう評価すればいいのかわからず苦しいです。

娘はいつもいるよって感じさせてくれるのに、

そんな娘に感謝してるのに、

やっぱりも直接触れないし、

成長も見られないのが悲しくて悲しくてどうしようもないです。」

というメッセージをいただいたんですが、

本当にそう思います。分かります。

なんでうちの子がって。

なんでなんでうちの子だけがっていうふうに

思ってしまいますよね。

悲しくて悲しくて本当にそうだと思います。

これはですね。

まずはもう気の済むまで落ち込むことです。

泣くこと。ダメになる。

もう行くところまで落ちちゃっていいと思います。

泣きたいだけ泣いて、

ダメになるとこまでダメになっていいと思います。

だって、もどうしようもないですからそういう時は。

無理して頑張ろうとする方がおかしいですから。

本当に廃人みたいになっていいと思います。

大事なのは、

そういう自分をだめだと思わない事なんです。

こんなことしてちゃだめだとか

こんなに悲しんでいちゃだめだ、

泣いてちゃだめだ

こんな生活してちゃダメだ

っていう風に思わないこと。

もう、ダメなのだと思って

ダメになってください。

もう這い上がれない

もうダメだって、

ずるずる落ちちゃっていいと思います。

ここでダメだと思わずに落ちて行けば必ず、

あがろう

って自分で思えるようになるんですね。

でもここで自分のことを否定して

こんなんじゃダメだとなると、

前に進めるものも進めなくなるので

落ちきって、自分を、

「もう私ダメでいい」

って言って落ちてください。

そしたら、人って

絶対、

上がろう

って思えるんですよ。

だめを受け入れきったらね。

なのでまずは気の済むまで

落ちるところまで落ちてください。

そしたら絶対次の段階が来ますので、

その時にどう考えるのか

っていうことなんですね。

悲しいとか

会いたいとか

触れないとか

成長が見たかった

っていうのは、

よく考えたらわかることなんですけども、

自分の視点なんです。

自分、

もっとなんか、はっきり言ってしまうと

自分のエゴって言うかね。

相手が何々してくれなかった

って言ってる

なんでやってくれないの

って相手に言ってるのと同じで。

私、悲しい。

生きててくれなくて悲しかった

生きててくれなくてこんなにしんどい

って言ってる状況なんですね。

これは、相手は言われても困っちゃうじゃないですか。

普通に自分が亡くなってなくても

相手から何でこんなことしてくれないの

とか言われても困っちゃうじゃないですか。

自分の気持ちをぶつけている

っていうことだと思うんですけども。

それを相手の立場で考えてみる

っていうことをすれば、

その娘ちゃんの立場で考えてみると、

彼女はね、

自分の使命を全うして帰っていった。

使命を全うするために生まれてきて、

全うすることを頑張ったんです。

頑張ったよ!

って普通は褒めてもらいたいです。お母さんに。

絶対に、誰よりも

お母さんに褒めてもらいたいはずなんです。

頑張ったよ!お母さん!!

っていう感じなんだけども、

そのお母さんが悲しんでいる・・・

頑張ったのに悲しませた

というのは自分が悪いことをしたって

思わせてしまうじゃないですか。

お母さん頑張ったよ私!

って言って、はって振り向いたら

お母さんが泣いてる・・・

あ、、なんか私悪いことしたのかな・・・

ってなっちゃうと思うんですよね。

お母さんはもちろん悲しいです。

私は、本当にそうでした。

なんでうちの子がってなりましたし、

私は本当に廃人になりましたので、

そんなこと言われても・・

ってその時は思うんですけども。

自分の気持ちを自分で受け入れきったら

相手の目線に立つことは出来ますので

今そう思えない人もね、

それはまだ自分の気持ちを受け入れ切ってないからなんですよ

なのでまず落ちるとこまで落ちて、

もう本当に自分は悲しいんだ

っていうことを感じきったら、

相手の目線になれますから

まずそこまで行ってみてください。

そしたら、

その自分の大切な子が

どれだけ頑張ったか

っていうことに

思いを馳せられるようになると思うんですよね。

うちの子一人で

こんなに小さいのにこんなに頑張って

あ〜褒めてあげたい!よく頑張ったね

って思えるようになりますから。

今はなくなってしまったことが

そんなの仕方がないとか

そんなふうには思えない

っていう気持ちがあったとしても

ご自分の気持ちをちゃんと整えて

整理して、向き合ったら

絶対にあなたの大切なお子さんの

成し得たたことを

称えてあげるっていうかね

応援して、

尊敬できる時が来ると思います。

だけど今それができないのは、

仕方のないことで、

全然悪くないことだ

っていうのをまず知ってて欲しいです。

それをダメだと思わないことです。

今そういう気持ちで

こんな気持ちでいる自分をダメな人間だって

亡くなった子に申し訳ないとか

思う必要は全然ないので

まず、落ち込むところまで落ち込んで

それから進もうと思えた時に進んだら

絶対そういう風に思える時が来ますので

だめじゃないです!

落ちていいです!

ということをお伝えしたくて

今日はシェアさせていただきました。

ではまた次にお耳にかかりましょう 。さよなら。

「たましいのおうち」について

木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

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