この最高な気づきを知らせるために ダンナさんに電話した。 もう日をまたいでいたころだろうか・・・ 多分もう、気づいた時点で 覚悟はできていたのだと思う。 私は、今起きた私の変化について 語った。 帝王切開だとか、 生きて […]

その後で、また母に電話をした。 寝てようが、なんだろうが、 伝えなければならない。 全てを、ありのままを、受け入れる。 息子は、ずっと私の中に生き続けると分かった。 だからもう怖くない。 そして、陣痛が来ていることも伝え […]

息子の時間は限られているから、 家族も両方の両親も、 出産時に駆けつけることにしていた。 だから息子はそれを待っていたと思う。 翌午前中に、ようやく全員が揃った。 案の定、陣痛はどんどん強くなる。 悶絶する私を見て、 母 […]

その日は日曜日だった。 分娩室へ運ばれて、 すぐに出産体制に入った。 集まってきた先生や助産師さんに 顔見知りの人がほとんどいない。 息子の足が出てきている と先生が言った。 もう急いで出さないといけない。 この子は逆子 […]

息子は、産声を上げずに 足から出て来た。 「産まれましたよ。 小児科の先生に見てもらいますね。」 と、分娩室内で待機していた、 小児科医の所へ回った。 ダンナさんは、ずっと横でみていた。 それから、小児科の先生は、 息子 […]

息子はダンナさんに 産湯に入れてもらっていた。 さっぱり洗ってもらって、 オムツもはかせてもらって、 産着も着せてもらって、 めちゃくちゃかわいかった。 私は産後の処置をしてもらいながら、 ずっとそれを眺めていた。 普通 […]

私は車いすに乗って、 ３人揃って分娩室を出た。 そのまま、娘と両親達の待つ部屋へ。 娘は、私達がやっと戻って来た事を 喜んでいたけど、 私の腕に抱かれている弟を警戒していた。 あんなに楽しみにしていたのに、 見ようともせ […]

入院して４日目、 息子は産まれました。 なにかがおかしいと言われたあの日から、 ３週間ほどの出来事でした。 私達は、本当に、 言い尽くせないほどの気づきを与えられました。 それは６年経った今でも、 薄れることはないどころ […]