#9 亡くなった後も想い出は増える!!

みなさんこんにちは。

木のおもちゃ作家 あるみです。

第9回。

今日も話をしよう!

今日はですね

息子が会いに来てくれたんですよ!

っていうお話をしようと思います。

ウチの子、上で忙しくしてるって言う話を

させて頂いたことがあるんですけども。

たまにね、ウチの子に限らず

私達、地上で生きてる人に

目に見える形で姿を現すっていうか、

来てくれることがあるんですよ。

何かの生き物の姿を借りて出てくることが多くて

よく聞くのが蝶々なんですね。

私のおばあちゃんとかは

黄色い蝶々来たりするんですけど、

ウチの息子はね、なぜかね、

ヤモリなんですよ。

なんでそうなるのかって言ったら、

直感的に「これ息子だな」って分かる

っていう風にしか説明つかないんですけども

なんだろう、

それという出来事が相次ぐんですね。

そもそも、私たちはヤモリという生き物を

大事に思ってるんですよ。

家を守るって言われてるじゃないですかヤモリって。

だからヤモリはいいやつなんだよねって。

夜ヤモリと遭遇しても守ってくれてありがとう

って言うか、そういう感じでいつもヤモリと接していて、

ヤモリってファミリー多いから、

大きいのとか小さいのとかいろいろいるんですけど、

ありがとね〜っていう感じなんですよ。

息子を亡くして半年ぐらい経ったくらいかな

なんかあまりにもモヤモヤするから家族旅行に行ったんですね

で、行った先で

ヤモリのキャンドルスタンドを見つけて

色合いとか形とかね、

めっちゃくちゃかわいくて、

コレを買おう!って。

ウチの息子の、

たましいのおうちを守ってくれるヤモリにしよう

っていって今も飾ってあるんです。

息子の家もヤモリが守ってくれてるって。

それで、その年の初盆の日に、

迎え火をして、夜家にいたら、

ちっちゃいヤモリが天井に張り付いてたんですよ!

今まで生活してて、

家の中にヤモリが入ってきたことなんてないのに

赤ちゃんヤモリがいるんですよ。

赤ちゃんすぎて動かないみたいな。

ずっと張り付いてるんですよね、同じ場所に。

で、コレ、息子なんじゃないの?って

そんな気がするねって、みんなで見てたんですよ。

次の日にはいなくなっちゃってたんですけど。

ていう事が初めてのお盆にあったんですね。

そこから1年経って、

2年目に、また迎え火をして夜家にいたら

いるんですよ!またヤモリが!!

その一年間一回も入ってきてないんですよ、あれ以降。

なんですけど、またいて、

で、前の年より明らかに大きくなってて

動き回ってるんですよね。

その頃元気だったら1歳半とかだから、

おんなじぐらいの動き回れる歳なんですけど、

そんぐらいのヤモリが天井をぐるぐる楽しそうにしてるんですよ。

本当に帰ってきたねー!

おかえりー

とか言ってって、

それでその次の日にはもういなくなってって。

それ以外の日に家の中でヤモリを見るって事は

全然なかったんですけども

明らかに息子だねっていう、

なんか知らないけどヤモリの姿になって出てくんだね

っていう話をしてて。

なので我が家ではヤモリいると息子かもしれないって。

でも、なんでもないヤモリと息子のヤモリは見たら分かるんですよ。

直感的に。

これは、普通のヤモリだなって。

3年目のお盆の時は家には入ってこなかったんですよ。

玄関の所にに張り付いてこっちを見ているヤモリがいたから、

あら!って思ってたんですけど。

まぁ、そんなんで、

私達、ヤモリになって帰って来るって思ってるんですね。

それで、話に戻りますけど

先日息子が会いに来てくれたっていうことなんですけど、ヤモリでね。

その日っていうのは、

私が抱えていた大きな仕事が

一段落したという日だったんですね。

ものすごく魂を込めて、

一生懸命やった仕事だったんです。

で、一段落して、ホッとして、

すごい喜んでもらえてよかった〜

っていう風に思ったんですね。

その日の夜、寝室に行ったらですね、

寝室の窓のど真ん中にヤモリが貼りついていたんですよ。

今の時期もう見かけないんですよ。

冬眠に入ってて。夜寒くなるから。

なんですけど、

見た瞬間、

「待ってたよ!」っていう感じだったんですね、ヤモリが。

もちろん外側ですけど、

そこそこ大きいサイズの大人のヤモリみたいになってたんですけど。

パって見た瞬間に、

わぁ!来てくれたのー!?

って私声が出て、窓にかけよって、

ありがとねーってツンツンってしてたら、

「お母ちゃんがんばったね〜!!」

ってなんかそういうねぎらいの言葉をかけられた気がして、

「うんうん、ありがとね〜」

って会話を交わして去って行ったんですよ。

で、これ絶対今来たよね!?って。

息子だなって確信したんですけど、

ちゃんと、見守ってくれて

来てくれるんだって、

そういう自分が信念を持ってやろうと思ってたことが

形になったとか、

応援されてるなっていうのを感じて。

お母ちゃん間違ってないよ

って言われたと思った。

もう息子との思い出なんて増えないと思ってたけど

増えるんだ!って思った!!

それがすごい嬉しくて

まだまだ増えるだろうなあとも思いましたし

守られてる、ちゃんと見ててくれてるなー

っていうのを感じられたんですよね。

居なくなって終わりじゃないっていうのも伝えたいし、

交流できるし。

ただのヤモリだと思うこともできますよ。

そんなわけないと思うのも自由だし。

でも、私があれはウチの子のヤモー、、

ヤモーって呼んでるんですけど、

そういう風に 背中を押してくれる存在になるんだなと思いました。

ここぞという時は

ちゃんとそうやって姿を見せてくれるし、

絶体絶命の時に助けてくれるのも

彼だなって思います。

今までももう、だめかもしれない

っていう時に信じられないことが起こって

何事もなかったっていう場面が何回かあったんですけど、

その時も助けてくれたな

って思ったことがあって。

だから本当に見守ってくれてます。

だからね、

いなくなっておしまいじゃないんですよっていうことを

お伝えしたかったです。

ではまた次にお耳にかかりましょう。

さよなら! 

「たましいのおうち」について

木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

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