#8 悲しみを癒すにはどうすればいいの?
みなさんこんにちは。
木のおもちゃ作家 あるみです。
今日は秘密の仕事場、また移動してまして
ちっちゃな森の入り口、
とても気持ちのいい場所からお送りします。
第8回目。
今日も話をしよう!
前回の、
「〜なければならない」、「べき」
べき思考って言うんですかね、
それを止めるだけで随分楽になる
という話だったんですけど。
これ聞いてくださってる方で
一番しんどいのが、
前を向かなきゃいって思ってるんじゃないかな
って思うんですよ。
前を向いて行かなきゃいけない
っていうその思考に苦しんでる人が
多いんじゃないかと思ってて
しんどい時はしんどいでいいから、
別に今、前を向く必要はないんですけども。
元気になっていく過程で
この「悲しみ」は
一体どうすればいいんだ
っていうことなんだと思うんですね。
元気になりたいけども
どうやったらこの悲しみは癒やせるのか
っていうお話を
今日はしたいと思います。
悲しみを癒やせるのは自分自信だけ
なんですよね。
自分でしか満たせません。
周りの誰が何を言って
どんなことしてくれたって
満たせないんですよ。
自分でしか。
満たされれば、
今の「悲しい」っていう感情が
別のものに変わります。
同じ想いだけど、
「悲しい」
ではなくなるんですね。
でもそれには、
プロセスがあって
段階的に変わっていくものなんですよね。
自分自身が満たされない限りは
そこには行いけない。
どういう段階があるのかって
段階の話をすると、
「悲しい」というその悲しさは
喪失感から来てると思うんですね。
「失われた」っていう、
私の愛していたものが失われた
っていうところの悲しみだと思うんですよね。
その考え方が変わった時に次の段階に行くんですけども
まず、自分を自分が自分を愛する
って言うことが必要になります。
それは前回もお話ししたように
自分をいじめない
って言うことも含まれていて、
いじめない、
から膨らましていくと自分を愛する
っていうことができるようになるんです。
自分が自分のことを愛せるようになったら
悲しいっていう感情が、
「愛おしさ」から来てる
って言う事に変わるんですよ。
愛から来る悲しさっていうのかな、、、
失われた悲しさではなくて
愛したかった悲しさ
みたいな、
動機が違うって言うんですかね
愛の動機に変わってるはずなんですよ。
愛したい悲しさ。
喪失ではなく、
愛したい。
違うじゃないですか、
失われた悲しさと
愛したい悲しさって。
なんだろ、
根本的に違う。
エネルギーが違う。
プラスのエネルギーなのか、
マイナスのエネルギーなのかって。
プラスのエネルギーに変わるんですね、そこで。
その感覚になれると
相手目線になれます。
自分が満たされてるからね。
自分が満たされてないと、
相手のことは考えませんから。
満たされた段階で相手目線になる。
そうすると、
その子が全うしていった使命とか、
そういう事に頭がいくようになるんですよ。
なんでこの世に来たのか
とか
なんで去って行ったのか
とか。
その子の目線で考えられるようになる。
私のとこから去って行った
じゃなくて
その子が、自分でやってきて自分で去って行った
その意味とか
その子の目線から考えられる
そうすると、
尊敬に値するっていうか、
敬意を感じる存在になると思うんですよ。
私は実際そうなって
最初はやっぱり悲しかったし、
抱っこしたかったし、
ていう自分の欲求ですよね。
自分の欲求がなんで閉ざされちゃったんだ
っていうところから
相手はなぜ来て、なぜ去って
なぜ私がこういう経験をしているのか
っていうのが
向こう側からの視点で考えていったら、
すごいな〜って思えて、尊敬に値する。
その段階まで行くと、
最初に感じていた悲しみいうのは、
全然別のものに変わってるんですよね。
今、私が悲しくない
って言ってるのは
そういうことなんです。
私よく、
悲しくないですかって聞かれるんですけど、
悲しくはないんですよ。
見守ってくれてるのが分かるから、
いつもお世話になっとりますぅ〜
っていう感じだし、
尊敬しているし。
悲しいではないんですよ。
悲しいのはどうすればいいですか?
というのは、時間がかかるんですけども
時間だけすぎても駄目ですけど
その感情は必ず癒されると言うか
変わって受け入れられる時が来るんですよ。
今日お伝えしたかったのは
悲しみを癒すには自分を愛することです
時間はかかるけども
必ず、「悲しい」じゃない所に行き着きますので
自分をいじめることをやめて
愛することを始めてみてください。
はい。
ではまたお耳にかかりましょう 。
さよなら!
「たましいのおうち」について
木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。