最後にしてあげられることだから、自分たちが骨折ってやってあげたい。
赤ちゃんを亡くした。
一緒に過ごしたのはとっても短い時間だった。
やってあげられることなんて、ほんの少ししかなかった。だからこそ、想いを込めて、これからもずっと存在を感じていられるような、家族のど真ん中に、違和感なく、みんながいつでも見える場所に、だれもが自然に話しかけたくなるような、そんな供養のありかたがあってもいいと思う。
旅立った天使がいつでも帰って来られる場所を。いつでもみんなの手が届く家族としての場所を。そんな居場所を用意してあげたい。
どうしても、最後にやってあげたいこと。絶対に忘れない。そんな今のあなたの気持ちを全部お聞きして『かたち』にするのが『たましいのおうち』です。
誰にも話せない、その心の内を私にお聞かせください。 同じ経験をしたからこそ、分かり得ることがあります。分かる人に聞いてもらって、家族の想いを詰め込んで。
天使が安心して帰って来られる場所を作りましょう。
いつでも息子を気にかけてあげられる、自然と話題になるような環境にしたかったです。
一緒につくるってどういう事?
あなたのご希望を反映させる事です。
私でも作業に参加できますか?
糸のこでカタチを切り出したり、面取りしたりできます。
ねこやぞうを作ってもらえますか?
はい作れます。オーダーメイドで、あなたの気持ちをカタチにできます。
予算が決まっていないと相談できませんか?
ざっくりで構いませんので、どれぐらいのご予算をかけたいのかお考えいただければと思います。完全なオーダーメイドですので、「ご予算とご希望」によってデザインや仕様がかわってきます。同じ様なデザインでもご予算に合わせて仕様を変えることもできます。ご予算が決まっていないと、ご提案できないのです。
30万円ぐらいだとどのようなものができますか?
上の写真にあるような、おうちや木のセットができます。 例えば、「毎日声をかけたいから、ドアを付けたい!」などのご希望を形にできます。あるものを選ぶのではなく、「特別なこと」をしてあげられます。
予算5万円ぐらいなのですが、お願いできるものですか?
大丈夫です。ご予算とご希望に合わせたデザインでご提案いたします。
木工作家 多胡歩未です。「木のおもちゃ arumitoy」のオーナーです。 学生の頃から、木のおもちゃを作る人になりたくて、デザインを学び、ドイツに修行にも行きました。自分が考えた事、作った物、この手で子ども達を喜ばせたくて木のおもちゃを作っています。
arumitoyが見つめているのは、いのちの始まりと終わり。木のおもちゃは赤ちゃんの出産祝いによく選ばれます。いのちの始まりのお祝です。
でも、なぜ、終わり?
これは私自身が経験したからに他なりません。数年前、産まれたばかりの赤ちゃんを亡くしました。世の中のすべてがイヤになって、あらゆることに腹が立って、妊娠だとか、赤ちゃんだとかどうでもよくなって、悲しくて、苦しくて、どうしようもなくりました。だけど今、その経験の意味を理解し、自分自身を愛し、周りの人達に感謝できるようになりました。
いのちの始まりをお祝する人間として
いのちは終わるのではなく、次のいのちにつながるのだとしたら、「出会えてよかった。また会おう!」と言ってあげられるようになりたい。私にとって、目にはみえないけれど、息子は息子。周りの人達にも普通に接してほしかった。話をしたかった。だたそれだけなのに、姿がないものだから、誰にも話せない。
だからみんなが彼を感じられる「何か」をつくろう! と思ったのです。いつだって自分たちの手の届く、家族の一員としていられる場所を…そしてできたのが「たましいのおうち」です。
この経験を公にすることには、何年も葛藤がありました。「息子を売り物にしている」と言われるのではないかとも思いました。だけどそれこそが、私が、同じ経験をして苦しんでいる人の役に立てることなのだと思うのです。それが息子からの贈り物だと思っています。
大切な人を亡くしたぽっかりさんへ届きますように。
arumitoy.netへ移動します。
多胡歩未の個人的な体験。自分自身を見つめ直すきっかけでありながらも、私が誰かの役に立てると思うこと、そして、それを使命と感じる事のために、ありのままを書いています。全3章のものがたりです。
私がどうやってこんなにあっけらかんと息子の話ができるようになったのか。クライアントさんとのやりとりや、質問などの事例も紹介しながらアナタの役に立てればと思っています。ココロの筋トレ、始めましょう!
赤ちゃんを見送る方法。お別れを、 後悔のないものにしてもらいたい。 やってあげられることは、全部やってあげてほしい。 もし、選択が可能であるなら、 ぜひご自分達で考えた形で送ってあげてほしいです。
とにかく家族がバラバラしている感があった。ダメージを受けてはいるが、進んでいきたい気持ちをなんとかしたい。だけど家族として一体感がないというか、収まり場所がないというか、どうしようもなく途方に暮れていた。
息子の存在が見える化した。 話しかけたり、関わったりできるようになったことで、そこを基点に前に進めるようになった。家族全員が関わりを深めていけるようになってバラバラ感がなくなった。
大きな未来があっただろうけど、それを見られずに終わった人や、一緒に歩いて行きたい、一緒に人生をやっていきたいと思っている人に。 肉体はないけれど、寄り添い、話し、深めることができます。
形にこだわる必要はないと思う。自分の納得いく方法で心の整理をした方がいい。 毎朝、声をかけられるっていうのはいいものです。 忘れるとか、過去の事という感覚は全くなく、一緒にいる感じです。 朝、扉が開けっ放しだったりすると、「徹夜させたー!」という話になったりします。
もうずっと会えないのかなー。いないことになるのかなーと思ってた。
話したり、相談したりできるんだなーと思った。 近くにいるからがんばろーっていう気持ちになる。
赤ちゃんとかが死んじゃってどうしたらいいんだ・・・と迷っている人にいいと思う。
たましいのおうちはみんなに力を与えてくれるからいいと思う。 みんなが見たら、落ち込んでたらだめよぉ〜とささやいてくれるよ。いいと思う。
アルバムを作ってくれたので、たびたびそれを見ていた。まだまだ立ち直れないとも聞いていたし、ただただ一日も早く今まで通りの生活に・・と願っていた。時間はかかるだろうなぁとは思っていて、ふとした時にいつも頭をよぎった。
そこにいるんだ!と思ったら心のより所みたいなものを感じた。遊びに行ったときに、次は何を持っていこうかと考える楽しみができた。心を寄せられるという安心感を感じた。
幼くして我が子を亡くした人や、最愛のご主人を亡くした人に。 お香典やお線香など、通り一遍の気持ちではないものを伝えたいときに、紹介したい。
家にお仏壇のない家庭がふえていくこれからの時代でも、心のより所は必要なんだと思います。新しい文化になっていくのではないでしょうか。
親友のことがとても心配だった。かけてあげられる言葉もない。私は一体彼女に何がしてあげられるんだろう…と、悶々としていた。
親友は、亡くしたベビーに対して色んな気持ちがあったと思う。その気持ちに向き合えた事、それを形にできた事が本当に嬉しかった。そして、自分もそのたましいのおうちに入れたい物を選んだ時、自分の気持ちも形にさせてもらえたんだと思う。
どうやって亡くしたたましいと向き合ったらいいかと悲しみの中にいる方。
たましいのおうちを作ることは、大切な方を亡くした現実と向き合い、その方のたましいとどう共に過ごしていくかという未来を考える作業になるのではと思います。このプロジェクトの願いがぽっかりさんに届きますように!
木のおもちゃ作家、多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。
「たましいのおうち」とはなんですか?
あなたが亡くした大切な人への供養を「かたち」にします。ライフスタイルに合った「かたち」を選びたいと考えている方、同じ経験をした人に話を聞いてほしい方のために、オーダーメイドでお作りする、心をよせる場所です。大切な方が帰ってくる場所という意味をこめて「たましいのおうち」と名付けました。
どういう人のためのものですか?
「たましいのおうち」は、
と、お考えのご家族のためのものです。
お仏壇はなくてもいいのですか?
あなたの心が満たされる事が、一番の供養だと思っています。形式にとらわれる必要はないのではと考えます。
どういう悩みが相談できますか?
あなたの大切な人への供養の方法をご相談いただけます。また、ぽっかり空いた心の整理のお手伝いもいたします。
一人で相談に行ってもいいですか?
「たましいのおうち」はご家族みなさんのものです。お一人で来られても構いませんが、ご家族、とりわけご夫婦での話し合いを事前にもたれることをお願いしております。
遠方で直接面談ができなくても大丈夫ですか?
ご希望を詳しくお聞きするため、できる限り、初回は直接面談をお願いしております。直接お会いしてお話する方が、よりご希望が反映されご満足いただけるものができあがります。どうしてもご来店が難しい場合は、面談場所を調整したり、ビデオ通話による面談も可能ですので、ご相談ください。
相談だけでもいいですか?
もちろん相談だけでも大丈夫です。 安心できる、落ち着いた環境でゆっくり相談できます。制作についての相談は無料です。
相談した後の流れを教えてください
ご依頼の内容によって工程が変わることがありますが、おおまかに以下のような流れとなります。
デザイン画って何ですか?
既製品ではなく、完全オーダーメイドでお作りしますので、まずはデザインスケッチをご確認いただきながら、相談を進めていく形になります。
どれぐらいの期間でできますか?
既オーダーの内容にもよりますが、2ヶ月〜半年ぐらいでお渡しできます。
〒619-1103 京都府木津川市加茂町岡崎中縄手4-2
京都、大阪方面より:国道24号線から国道163号線を東へ(伊賀上野方面)
交差点「海住山寺口」を右へ南下。最初の四つ角を左折スグ「木のおもちゃarumitoy 内」
・JR大和路線 加茂駅より
〈 バスの場合5分 〉
西口より「和束小杉行き」→「岡崎」下車 徒歩1分
〈 徒歩の場合20分〉
西口よりローソンを左手に道沿いに直進。橋を越えて最初の四つ角(前方に「岡崎」バス停)を右折スグ。
木のおもちゃ作家、多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。