赤ちゃんを見送る方法|自分達でできること 情報編1
もくじ
赤ちゃんとのお別れを、
後悔のないものにしてもらいたい。
やってあげられることは、全部やってあげてほしい。
もし、選択が可能であるなら、
ぜひご自分達で考えた形で送ってあげてほしいです。
納得ずくでお別れするのと、
よくわからないままに流れていくお別れは、
その後の自分に大きく影響します。
「やってあげられる事は全部やった」
と言える私は幸せだと思います。
もしその選択肢がなかったとしても、
「今のあなた」がやってあげられる事
をやってあげてください。
両親に何かをしてもらえたら、赤ちゃんは喜びますから。
ここでは、私が実際に自分達でできたこと、
業者にお願いするべきことなどを
情報としてまとめておきたいと思います。
あくまでも私達が経験したことに基づいております。
全ての病院や市町村で同じ対応がされるとは限らないと思いますが、
役に立つことがあれば嬉しいです。
病院で相談できること
・診察券を発行してもらえる
私達の場合は、
出生 証明書と死亡診断書の両方の書類を受け取りました。
出生証明があると、
一瞬でも社会の一員となるので、
病院では、希望すれば診察券の発行をしてもらえます。
・棺の用意
一応病院にも用意があるようです。
私の病院では、50cmぐらいの小さいものだけだったので、
自分達で用意しました。
葬儀屋さんに聞いたり、インターネットで探せます。
赤ちゃんや子ども用のかわいらしいものがあります。
・赤ちゃんの書類やデータをもらえる
希望すれば、全てのデータがもらえます。
亡くなった後に撮ったCTやレントゲンなどのデータももらえました。
・助産師さんにたくさん聞く
助産師さんは頼りになりますので、相談しましょう。
手続きの順番なども教えてくれます。
どこに何を聞けばいいのかも教えてくれます。
お住まいが病院と同市町村でない場合も参考になりますので、ぜひ聞いて下さい。
(私達も住まいは離れておりました)
・子どもを亡くした親の会などの案内
資料として冊子を渡されました。
相談できることがあるかもしれません。
その他にお願いして対応してもらった事
入院中の数日間、日中は同室にしてもらいました。
これは本当に要相談案件で、
季節や、遺体の状態にもよると思います。
幸い、暑い季節ではなかったので、
私達は思う存分息子と過ごす事ができました。
ただし、火葬までの日数を考えて、
夜間は霊安室に連れて行ってもらいました。
毎朝、戻って来てくれるのが楽しみだったのを覚えています。
他にも思い出したことがあれば、
都度追記していきますが、
実際に同じように体験された方、
病院関係や、医師、助産師の方、
葬儀や火葬の業者の方、役場関係の方など、
リアルな情報をお持ちの方がおられましたら、
共有していただけると嬉しいです。
赤ちゃんとのお別れを後悔のないものにできますように。
次回は、火葬までの段取りについての情報です。
「たましいのおうち」について
木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。
探してもなかなか見つからない情報だとおもいます。
これを必要としている人に情報が届くといいですね