2-12:ボクとの経験を糧として、ステキな人生を送っていると思ってもらいたい!
私が幸せに楽しくやってていい。
私が私であっていい。
Sのおかげで、
そんな許可を自分に出せた。
息子からのギフトをちゃんと受け取ろう。
今度こそ。
息子の初盆が近かった。
あの子が帰ってくる!
ちゃんとお迎えしてあげたい。
そんなタイミングが重なって、
私はSのところから戻ると、
あんなに滞っていた、息子の「おうち」づくりの
構想をせっせと練り始めた。
息子に残念な思いをさせたくない。
自分のせいで、お母ちゃんを不幸にしたとは
思わせたくない。
お母ちゃんは、ボクとの経験を糧として、
ステキな人生を送っている。
と思ってもらいたい。
そうやって、
私が私であることが、
息子が我が家にやってきた意味なのだと思う。
お母ちゃんは、あなたの命をムダにはしないよ!
「たましいのおうち」について
木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。