2: 亡くした我が子との心の整理|理解されて寄り添われたい

何に怯えているんだろう・・・

人の役に立てる自信があるのに、

誰にも求められないかもしれない不安?

こんな経験を公にするだけして、

見向きもされない可能性?

何かを求めているつもりはないけれど、

やはり何かを求めているんだ・・・

あぁ、これはきっと、

あの時と同じだ。

そっと寄り添ってほしい。

もっと言うと、

「理解されて寄り添われたい。」

同情して寄り添われるのではなく、

心でも頭でも分かる人に、

寄り添っていてもらいたい。

息子を亡くして数ヶ月

あの頃は言葉にできなかったけど、

今分かる。

あの時、この気持ちだった。

今の自分の状況と気持ちを

説明しないでも分かってもらいたい。

それを知っている人に

聞いてもらいたい。

これか。

今、その経験をふまえて、

新しい方向に行こうとしている私は

この葛藤を自分で処理できないでいるらしい。

あぁ、怖いんだ。私。

息子が長く生きられないと知ったとき、

感情がなくなった。

今できる最善を尽くす事に

いのちをかけた。

ところが、息子のいのちが

局面を迎える直前に、

その時初めて

怖い

と泣いた。

無くしていた感情が一気に戻って来て、

今向かおうとしている現実を

初めて感じた。

それと同じだ。

そうか。

ということは。

現実は、

もっとやさしい。

だから、

今の私がいるんだった。

今、私は、

怖い

と言った。

たったそれだけで、

今、もう怖くなくなった。

私は、あれから何年もかけて、

一人で生きているのではない事を

学んだのです。

現実はやさしいことを

学んだのです。

すぐに忘れそうになるけれど、

すぐに思い出せる。

それだけ深く刻まれている経験です。

だからきっと役に立てる。

私にしかできないことで

あなたの役に立てると思う。

だから、やっぱり

息子と私のものがたりを書こう。

あの頃の私のためにも。

「たましいのおうち」について

木のおもちゃ作家、多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

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