「成人の娘に。エゴかもしれないけどやってあげたい」まどかさんのおうち| お仏壇代わりの手元供養

『大学卒業目前の22歳の娘を亡くしました。家に仏壇はなく、分骨用の綺麗な骨壺も用意しましたが、まだ納骨できる気持ちになっていません。たましいのおうちを見つけて、これだ!と思ったのですが、赤ちゃんではなく、22歳の女の子のおうちを作ってあげることは可能でしょうか。』とご相談をうけました。
押しつけたくないけどやってあげたいことがある
千葉県のAさんは、遠方ですが直接会って相談したいとのことで、当日は長女さんと共にお越し下さいました。

亡くしたのは三女で、いつまでも赤ちゃん扱いしたら怒られそうだけど、今は私がやってあげたいことをしてあげたいんです。今でも夢に出てくるのは小さい頃のままなんです。

こういう出来事を経て、それぞれが自分の生き方を模索するんだと思います。
この出来事と一緒に自分の魂をどう輝かせて生きていくのかっていうのが供養だと思うんです。

それすごく共感できます。現実問題、もう変えられないんで自分にそう昇華させていくかが生きている私達の使命だから、日々こなすことばっかりじゃなくて、どうしたいのかと対話しなきゃですね。
お母様は22歳の娘さんにかわいいおうちを作ることは、本人は喜ぶのか、自分の押しつけではないのかと悩んでおられましたが、長女さんの、「お母さんが落ち着く方法で供養してあげたらいいよ」との言葉に背中を押され、たましいのおうちを作る事になりました。
お母様は三姉妹を木のおもちゃで育てられたそうで、たましいのおうちの周りにも木のおもちゃの世界を広げてたまに遊びたいとのことで、お友達をたくさん作って集まれるおうちになりました。
まどかさんは食べる事が好きだったそうなので、家族の想い出の『ピクニック』がテーマとなりました。

今日は本当にありがとうございました。
作るのに値しないのではと心配でしたが、おっしゃっていただいたお言葉一つ一つが胸に染みました。
自分の魂も輝かせていいのだと知り、これからは自分の人生を自分の魂を磨く場として大切に生きる事がまどかの供養にもつながると信じて生きていきます。
ピクニックのできるおうち

ようやくデザインが決まりました。
お供え物も置けるピクニックテーブルとベンチ、お名前ツリーにブランコも付いて、お友達がたくさん集まれるおうちにします。
ご家族を模したお人形は、まどかさんが幼い頃に描いた絵をそのままかたどります。!

私のイメージしていた通り!こんな感じになると思っていました!

全部想像通りでかわいいです。次女にも早く見せたいです。
一周忌までには納骨するので、その時分骨して、おうちにいれてあげます。
制作が始まります
初回の打合せから4ヶ月。季節も移り変わりようやく制作に取りかかります。


お名前ツリーができましたよ!
「まどか♪」読めますか?

ちゃんと読めます!ありがとうございます。
寒くなってきてあっという間に一周忌が来てしまいそうです。
遠くへ行ってしまった実感が身に染みてきます。
ようやく納骨の決心もつき、予約を取りました。分骨しておうちに住んでもらうのを楽しみにします。
次に土台となる書類箱を作っておうちの大きさを決定していきます。

おうちのパーツを切りだし、テープで仮留めして様子を見ます。


これだと中がだいぶ暗くなりそうなので、窓は大きめに開けることにします。

明るい!光もたくさん入ります。
まだまだ続きます。
おうちを接着しながら、今度は、みんなが集うテーブルとベンチです。


こんにちは。
昨日まどかが夢で会いに来てくれました。
これまで夢では子どもの姿のままだったのですが、ちゃんと大人の姿で、私も彼女が亡くなっていることを自覚していて、それで会いに来てくれました。なんだか不思議な気持ちになりました。

やった〜!まどかさん、応えてくれましたね!
少しずつ、現実を前に進まれているのがわかります!すごい!
次は、ご家族を模したお人形とお友達を作ります。



集いました!これから漆でお顔を描きます。
もう完成間近です。

佳境です。お名前ツリーにブランコが付きました。

お顔も描けました!
さぁ、あとは全てを磨いてオイルで仕上げたら完成です。
友達が集まってピクニックのできるおうち完成








すごく可愛いです。ありがとうございます。
泣きそうです。
この度はご縁を頂きありがとうございました。
作ってくださるだけでなく、まどかのことを考えて下さり多胡様にお願いして本当によかったです。感謝いたします。

たましいのおうちがお手元に届くという事はこれからまどかさんとの新しい関係性が始まるという事です。後悔のないように生きることなのだと思います
今後も何かありましたらいつでもご遠慮なくご連絡くださいね。
「たましいのおうち」について
木工作家の多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

