にんじんの葉っぱは母の愛

こんにちは。木のおもちゃ作家 あるみです。

先日、私の母から、

「スイートポテト焼いたから、食べたかったら取りに来てー!」

との連絡が。

そういう時だけ、ささっと行く私達(笑)

さっそくいただきに行きました。

受けとった包みには、スイートポテトの他に、

ちっちゃい花束と、なぜかスダチがころころっと入っていました。

庭のお花を摘んだ小さな花束は、Kハウスに飾ってねっていう意味なんです。

母は何も言わないけど。

母は、私のようにKの話をあっけらかんとできません。

思い出すととっても悲しくて、

おそらく話すと胸がぎゅっと締め付けられる感じなんだと思います。

だから、Kの名前を出すとちょっと顔をしかめるし、自分からは話題にしません。

昔はそれが私には理解できなくて、

なぜ母は、Kの事を嫌がるのか!?って腹が立っていました。

キライなの?忘れたいの?なんでなかったことにするの!?って。

私は話したいのに!!って。

でもそれは、私のエゴなんだって気づきました。

それは私の表現であって、母は違うんだという事に。

自分と同じ事をしてくれないって、母に憤慨していただけだと。

私みたいにしないだけで、母は自分の孫を愛おしく思っている。

母なりの表現で。

という事が何年か経って理解できるようになりました。

それが理解できたら、

忘れたいの?とか、なかった事にしようとしてる・・・とか

思わなくてよくなって、なんだかとっても穏やかになれました。

そういう母の気持ちを一番感じられるのが、お花なんです。

私の両親は花が好きで、庭に季節の花が絶対に咲いています。

私は枯らす専門ですが・・(エアプランツを枯らした前科あり)

Kハウスを作ってから、私はKハウスのお花係で、

それまでお花なんてほとんど買ったことなかったし、

名前だって興味なかったのですが、

今ではお花がないと落ち着かないし、

名前も気になって、お店で聞いたりするようになりました。

でもまだ育てられる気はしないんですけど。

そうやっていつも私がお花を探している事を知っているから、

母は庭でキレイに花が咲くと、そっと花束にして渡してくれるんです。

何にも言わずに(笑)

それで、今回のお花。

シャクヤクやランタナ、セージに混じって、

どうみても、

にんじんの葉っぱ!!!

なんかソコに、みょ〜に母の愛を感じました。

ムスメは気を使って、「イタリアンパセリちゃう?」

って言ってたけど、(どっちもどっちだけど)

いや、にんじん。

でもかわいいからいいと思う。

母の愛だし。

みんながこうやって、ちょっとずつ関わってくれることが、

7年経った今でもやっぱりうれしいんです。

「たましいのおうち」について

木のおもちゃ作家、多胡歩未が、自身の経験から、子どもを亡くしたご家族が前を向いて生きていくための、家族の「かたち」を一緒に考え、オーダーメイドで作ります。

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